先日読んだ、檻の中のルフィと同じく、ルフィ広域強盗事件を扱ったノンフィクション
檻の中のルフィは、幹部たちの話を中心に描かれていたが、こちらは実行犯を中心としてそれぞれの立場から、ルフィーグループの事件への関わりを多角的に描いている。
幹部・かけ子・出し子・実行犯のそれぞれに、事件に関わるまでの背景があることがよくわかる。
伝説のかけ子と呼ばれた人物について、檻の中のルフィでは本人への膨大なインタビューを元に話が紡がれていたが、こちらでは生い立ち・周りからの証言を元にして構成されており、結果的に補完する内容になっていてとても良い。
この本の中で、特に気になったのはすすきのの裏社会の存在。 普段、街を歩くなかでは意識することはないが、繁華街だけあって、色々と怪しい人間がいる。 最高幹部の何人かは北海道出身者で、すすきのでビジネスをしていたが問題を起こして最終的にフィリピンに流れ着くまで記載がある。 タイのパタヤ・ゴールデントライアングルなどへの言及もあったが、ふわっとした記述ではある。
最後にルフィーグループ壊滅以降に発生した強盗・詐欺事件を示すことによって、彼らは氷山の一角でしかないというような締め方をしている。
今後もこのような事件が起き続けるというのは、私も予想していたところではあるが、暗い気分になる。