田舎の出身なので、ファミコンショップとは縁がないと思っていたが、思い返してみると、町に1件だけゲームソフトや本などを売っていた小さな中古店があったことを思い出す。
1990年代中盤から終盤くらいまで営業していて、ピンク色のゲームボーイカラーを買った記憶がある。 ただ、プレステ・サターン以降にできたお店だったので、厳密にいうところのファミコンショップとは違うように思う。
ファミコンショップとは縁がなかったと思っていたのだが、読み進めていくと見覚えがあるショップ名が記載されていた。
「ベイクリスタル」「クエスト」
改めて考えると、北海道の大きな町にはこのチェーンがあった気がする。 ただ、ほとんど入った記憶が無いので、実態はよくわからないままなのだけれども、
また、ショップ紹介の中で旭川買物公園のおもちゃのたもちゃんは、2021年に閉店したことを知る。 このお店はおもちゃ専門店のイメージなのだが、よくよく考えると90年代後半に立ち寄った時も、ファミコンゲームソフトが販売されていた記憶がある。あの頃からレトロゲーを意識していたのだろうか、それとも単なる売れ残りか。 色々と懐かしい記憶がよみがえる。
この本の内容としては、FCショップを中心としたファミコン流通の歴史と、かつて各地に存在したFCショップの紹介。現在も存続しているFCショップへのインタビューなどで構成されている。
ファミコン流通の歴史についてはやはり初心会の存在は外せないが、ネットの情報では初心会と任天堂とのやり取り中心で書かれがちで、小売りがどう動いたかについてはあまり明記されていない。 この本では、FCショップチェーン視点での初心会の関わり、ショップの興亡が解説されていてとても読みごたえがある。 そして負の側面として語られることが多い抱き合わせ販売の詳細が解説されていて、味わい深い。
全国にいろいろなショップがあったのは想像できていたが、いまだに存続しているショップがあるのが驚き。
FCショップには、カセットの裏に独自ラベルを貼るという文化があったことを知る。 「ドキドキ冒険島」というショップの独自ラベルがかわいい。
この本の中で印象深かったのは下記の言葉。
『そして、GEOだけが残った。(断トツで)』
ただ、2020年代中盤の現在としては、GEOのゲーム販売も不透明なところはあると思う。 2021年にファミコンなどのレトロゲームソフトの買取りを中止したという情報も流れていたし、今後いつまでゲーム販売を続けるのかは不透明。
と考えていたが、今回、調べ直してみると2025年からレトロゲームソフトの買取りを再開しているらしい。 今年からは、主要店舗で販売も再開するとのこと。
最近、レトロゲーム機ブームでソフトが値上がりしているというのも聞くので、その流れの一環か?
情報のアップデートは重要だなと思った今日この頃。
読書期間:2026/5/8~5/11